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2014年5月7日水曜日

ディエン・ビエン・フー要塞陥落(1954年5月7日)から60年-ヴォー・グエンザップ将軍のゲリラ戦に学ぶ


本日は、ディエン・ビエン・フー要塞陥落(1954年5月7日)から60年

「第一次インドシナ戦争」でフランスが大敗を喫した戦いです。この日から約5ヶ月後に、フランスはベトナムから完全に撤退することになったわけです。

ディエン・ビエン・フーはラオス国境に近い山岳地帯。フランス軍は「外人部隊」が中心だったようですが、かなり過酷な戦いであったようですね。3万人の将兵のうち2千人以上が戦死し、1万人が捕虜となった、と。

(Aがディエン・ビエン・フー ラオス国境に近い その東がハノイ)


この『人民の戦争・人民の軍隊-ヴェトナム人民軍の戦略・戦術-』(中公文庫BIBLIO、2002)という本は、ディエン・ビエン・フー要塞陥落に導いた「赤いナポレオン」と呼ばれたベトミンヴォー・グエン・ザップ将軍の著書。

第5章が「ディエン・ビエン・フー」にあてられてます。第6章「勝利への道」と内容的には重なります。



(ディエン・ビエン・フーの攻略 『人民の戦争・人民の軍隊』より)


「強ければかわし 弱ければ攻める」というフレーズは、まさにゲリラ戦の神髄。「小」がいかにして圧倒的な「大」を倒すかというテーマは、ビジネスにも示唆するところがきわめて大でありますね。

ベトナム戦争というと、どうしてもアメリカという連想でしょうが、植民地の支配者として君臨してきたフランスが撤退したあとに本格的に介入したのがアメリカでした。本格的な介入を決めたのがケネディ大統領であったことはアタマのなかにいれておきたいもの。

グエン・ザップ将軍は昨年92歳で亡くなりました。ゲリラ戦の指導者というとチェ・ゲバラが有名ですが、アジア人としては毛沢東とともにヴォー・グエン・ザップの名前も記憶しておきたいものです。

戦略・戦術というものは、イデオロギーとは関係なく考え抜けば応用可能。つまらないビジネス書より戦争もののほうが面白いのはそのためですね。




目 次

第1章 人民の戦争・人民の軍隊
第2章 党は武装蜂起の準備と一九四五年八月の総蜂起を成功裏に指導した
第3章 党はフランス帝国主義者とアメリカ帝国主義者との長期抵抗戦争を成功へと導く
第4章 党は人民の革命軍の建設を成功裏に指導した

第5章 ディエン・ビエン・フー 
 1. 1953年冬季・1954年春季における軍事概況の要約
 2. 戦略の指導
 3. ディエン・ビエン・フーにおける作戦指導
 4. 戦術上の諸問題
 5. 軍の指揮
 6. 前線役務に従事する人民
 7. 解放戦争とはディエン・ビエン・フーにおける戦い
第6章 勝利への道 
 1. 1953年夏季における軍事概況
 2. 敵のあらたな陰謀「ナヴァール計画」
 3. 1953年冬季・1954年春季における計画と軍事概況
 4. 歴史的ディエン・ビエン・フー作戦
注釈
訳者あとがき
地図
解説 神浦元彰


著者プロフィール  

ヴォー・グエン・ザップ(Võ Nguyên Giáp)
1911~2013。ヴェトナム北部の広平省に生まれる。1926、27年フエ市内の学校ストライキに参加する過程で反仏運動に加わる。32年頃からハノイのリセでフランス史の講師。40年6月ファム・バン・ドンと雲南に脱出、昆明でホー・チ・ミンに出会う。44年に武装宣伝解放軍を作り、ヴェトナム人民軍の基礎を創設。八月革命後のインドシナ戦争においては、同軍最高司令官としてディエン・ビエン・フー作戦など数々の戦いを指揮。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものに加筆)。

翻訳者プロフィール

真保潤一郎
1923年東京生まれ。42年、陸軍士官学校卒。従軍、抑留、追放を経て、専修大学経済学部、法学部卒。出版社勤務後、高崎経済大学、大東文化大学を経て、一橋大学社会学博士、高崎経済大学名誉教授。現在、長崎国際大学教授 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)

三宅蕗子
東京生まれ。外資系企業に勤務後、群馬女子短期大学助教授を経て教授(2001年退職)。青山学院大学大学院経営学修士。東洋大学大学院社会学研究科博士課程中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)。




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Winning is NOT everything, but losing is NOTHING ! (勝てばいいいというものではない、だけど負けたらおしまいだ)
・・「勝たなくてもいい、負けなければいいのだ」というベトコンの戦略方針

ベトナムのカトリック教会

Vietnam - Tahiti - Paris (ベトナム - タヒチ - パリ)

シハヌーク前カンボジア国王逝去 享年89歳(2012年10月15日)-そしてまた東南アジアの歴史の生き証人が一人去った
・・ベトナムにラオスとカンボジアを加えた三カ国が「仏領インドシナ」と呼ばれていたフランスの植民地であった。このなかではベトナムがフランスにとってはいちばん儲かる存在であった

『東南アジア紀行 上下』(梅棹忠夫、中公文庫、1979 単行本初版 1964) は、"移動図書館" 実行の成果!-梅棹式 "アタマの引き出し" の作り方の実践でもある
・・「ベトナム人は勤勉で、エネルギッシュである。勤勉という点では、わたしの見たかぎりでの東南アジアの諸民族の中では、ベトナム人が一ばんである」(第15章)




(2012年7月3日発売の拙著です)





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