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2012年5月29日火曜日

『また、あの人と働きたい-辞めた社員が戻ってくる! 人気レストランの奇跡の人材育成術-』(黒岩功、ナナ・コーポレート・コミュニケーション、2012)-ヒトを中心に据えた経営こそ中小企業のあるべき姿

ヒトを中心に据えた経営こそ中小企業のあるべき姿

採用するのにひじょうに苦労しながら、なかなか人材が定着しない。多くの中小企業が、同じような悩みを抱えているものと思います。

わたしも前職では中小企業の経営に「ナンバー2」として直接かかわっていましたので、この問題は痛いほどわかります。

そうでなくても人材の流動性の高い飲食業界で驚異的な人材定着率を示しているのが、この本の著者であるフランス料理店「ル・クロ」のオーナーシェフ黒岩功氏。常識を超える定着率を実現しています。

なんせ、「12年間で採用活動は2回だけ」、「辞めた社員が半年で戻ってくる」という会社だそうです。

飲食業、とくにフランス料理屋イタリア料理のシェフを目指す人は、独立を前提にキャリアを設計していますから、修行のためにお店を転々とするのは当たり前、また料理人ではなくても労働環境も給料もけっしていいとはいえない飲食業界では、人材が定着しないのは常識といっていいでしょう。

なぜ、「ル・クロ」では人材が定着しているのか、その秘密を知りたくて、さっそく読んでみました。


顧客を中心にすえた「顧客目線」が徹底されているか?

「ル・クロ」が、並の飲食業と違うのは、顧客を中心にすえて顧客目線を徹底しているところでしょう。

自らをフランス料理店というよりも、サービス業と位置づけているところも重要なポイントだと思います。

料理店においては、どうしても料理をつくる職人という意識が前面にでてしまいますが、料理店はあくまでもサービス業であるという認識、これはきわめて重要ですね。

この考えのもとに、ウェディングや料理活動といった関連サービスが派生してくるわけです。


「観察」の重要性-見て、見られること

キーワードとして強調されているわけではありませんが、じつはもっとも重要なのは「観察」です。

オーナーシェフである著者は、料理人として一人前になるために徹底的に「観察力」を鍛え上げたことが想像されますが、オーナーとして社員一人一人を日頃からよく見ていることが大切であることも語られています。

従業員の立場からすると、いつも経営陣から見てもらっていることは励みになりますし、またマネージャー層からすれば、適切なタイミングで適切なアドバイスや指示もできるということを意味しています。

そのためには、経営陣が率先して、考えをオープンにしてコミュニケーションの壁を低くすることが重要です。採用では、正直に話してリアリティ・ショックをなくすこともまた定着率を上げている理由の一つでしょう。


ヒトを中心に据えた経営こそ中小企業のあるべき姿

この本で説かれていることはきわめてまっとうです。いや、まっとうすぎるといてもいい。愚直までに基本に忠実です。

つまりは、ヒトを中心に据えたマネジメントを行っているということですね。中小企業というものは、あくまでも人で成り立っているのです。大企業のように組織が人に優先するのではなく、あくまでも人が集まって組織となるわけです。

すべての業種がサービス業化している現在人の上に立つということの意味を知る上でマネージャーにはぜひ読んでほしい本です。

できれば、まず経営者が読んで、マネージャーに「これを読んだらいいよ」と薦めてあげるのがいいでしょう。

中小企業の経営は、経営者の器量によって方向性も内容も決まるというのもまた、否定できない事実ですから。

ぜひ、「また、あの人と働きたい」と言われるような人になりたいものですね。ぜひ一読をおすすめします。





目 次


はじめに
1. 「誰と働くか」が問われる時代
2. 出戻り社員が主役になる仕組み
3. 正社員の底力を活用する
4. 朝まで語り合える関係性の作り方
5. 主体性を引き出すモチベーション管理術
あとがき

著者プロフィール   
黒岩功(くろいわ・いさお)
レストラン「ル・クロ」オーナーシェフ。19歳で調理師免許を取得、21歳で全国司厨士協会の調理師派遣メンバーとしてスイスに渡る。ヨーロッパで3年間、三ツ星レストラン「タイユヴァン」「ラ・コート・サンジャック」、二ツ星レストラン「ジラール・ベッソン」のシェフらに師事し、本場のフランス料理を学ぶ。帰国後、いくつかの有名料理店でスーシェフ、料理長を勤めたのち、2000年にフレンチレストラン「ル・クロ」をオープン。一号店は裏路地の和食店を改装したことから「靴を脱いで、掘りゴタツで箸を使って楽しめるフレンチ」として評判を呼ぶ。現在は3店のフレンチレストランを経営する傍らウェディング事業、人材派遣業、ケータリング事業、プロデュース事業、食育活動での講演会も積極的に行う。1967年、鹿児島県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)。


<関連サイト>

大阪 フレンチレストラン「ル・クロ」(公式サイト)



<ブログ内関連記事>

中小企業経営・オーナー経営

書評 『日本でいちばん大切にしたい会社』、『日本でいちばん大切にしたい会社2』(坂本光司、あさ出版、2008、2010)

クレド(Credo)とは

書評 『跡取り娘の経営学 (NB online books)』(白河桃子、日経BP社、2008)

書評 『ホッピーで HAPPY ! -ヤンチャ娘が跡取り社長になるまで-』(石渡美奈、文春文庫、2010 単行本初版 2007)

飲食業

書評 『CoCo壱番屋 答えはすべてお客様の声にあり』(宗次徳二、日経ビジネス人文庫、2010 単行本初版1995に改題加筆)

書評 『言葉にして伝える技術-ソムリエの表現力-』(田崎真也、祥伝社新書、2010)

書評 『世界一の映画館と日本一のフランス料理店を山形県酒田につくった男はなぜ忘れ去られたのか』(岡田芳郎、講談社文庫、2010 単行本 2008)

「観察」の重要性

書評 『ユダヤ人が語った親バカ教育のレシピ』(アンドリュー&ユキコ・サター、インデックス・コミュニケーションズ、2006 改題して 講談社+α文庫 2010)

「人間の本質は学びにある」-モンテッソーリ教育について考えてみる






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2012年5月25日金曜日

『中国美女の正体』(宮脇淳子・福島香織、フォレスト出版、2012)-中国に派遣する前にかならず日本人駐在人に読ませておきたい本

中国に派遣する前にかならず日本人駐在人に読ませておきたい一冊

モンゴル史の研究家・宮脇淳子氏と、産経新聞やネット上で硬派な中国関連記事を書いているジャーナリスト福島香織氏の対談形式の中国本関連本。

「中国美女」の正体という、なんともあやしげなタイトルにそそられたあなた、ご用心、ご用心!

日本人駐在員が日常的に接する中国女性は、同僚や取引先のビジネスパーソンを除けば、ほぼ間違いなく夜の女性でしょう。

本書は、はっきりいって形而下の話です。アケスケに語られた下世話な話にも及んでいますが、それを歴史の観点から裏づけた内容でもあります。

熟女二人のぶっちゃけトークといってよいでしょう。同性である女性が語った内容だからこそ、中国女性の実態が明らかにした一冊になっているわけなのです。

わたし自身は中国の駐在経験はありませんが、駐在者の話を聞いたり、駐在員と行動をともにした経験からいっても、この二人が語っている内容については、いちいちうなづかされます。とてもここには書けないような話がゴロゴロしているのが実態です。

もちろん、中国女性といっても、広大な中国のことです、十把一絡(じっぱひとからげ)げに語るのはムリというのは、この二人にはよくわかっていることですし、内容はその点についてくどいほど語られたものになっています。

なんせ13億人という人口、その半分が女性だとしてもすごい数です(・・じっさいは、非合法ですが男女産み分けが行われているので女性のほうが少ない)。全人口のたった1%でも 1,300万人(!)となるわけですから、違いがあるのは当然ですし、人口の大半が農村戸籍をもつ農民である以上、その生活レベルや文化レベルがいかなるものであるかは推して知るべしというべきでしょう。

とくに「夜の女性」になる人たちといえば・・・。生活レベルが高ければ、「夜の女性」になるわけがないのは、考えるまでもありませんよね。

「大陸国家」の中国は、「海洋国家」で島国の日本人には想像を絶する存在であることが、本書を通読すれば、いやというほど確認することになります。

中国は日本とは根本的に異なる異文化であり、違いを確実に認識すること。そのことをアタマのなかにたたき込んでおくこと。

大陸という過酷な環境のなか生き抜いてきた中国人が、島国の日本人とは根本的に違うのは当然といえば当然なのです。同じ儒教圏などという幻想は、一日も早く捨て去ってほしいものです。それは韓国(朝鮮)も同様です。自分と自分が属する一族のサバイバルこそが行動原理の中核にあるのです。「夜の女性」の行動原理もまた同じ。

中国で中国人相手にビジネスをするということは、異文化環境におけるビジネスなのです。このことは絶対に忘れないでほしいと思います。

「中国の嘘を暴く東洋史学者」という異名をもつ宮脇淳子氏は、その夫君である碩学の東洋学者・岡田英弘氏の忠実な弟子でもあります。岡田博士には、『妻も敵なり-中国人の本能と情念-』(クレスト社、1997)という本もあります。現在は、『この厄介な国、中国』(WAC、2008)と改題されて出版されているので、もし機会があれば、ぜひあわせてぜひ読んでほしいと思います。

夜の武勇談を豪語するのはご自由ですし、遊ぶななどと無粋なことは申しませんが、あくまでも自己責任のうえでやっていただきたいということ。とくに、経営者の皆様にはアタマのなかにたたき込んでおいていただきたいものです。

そして経営者の皆様には、中国駐在が決まった社員には、赴任前にかならず読みなさいと一冊わたしてほしいと思います。もちろん、すでに駐在している社員にもかならず読ませてほしい本です。

中国女性を軸にして、中国と中国人の本質について知る、手頃な一冊になっているいといってよいでしょう。

対談形式で読みやすい本書をぜひおすすめします。








目 次

第1章 “中国女子”とは何者なのか?
第2章 中国女子は何を思う?
第3章 中国女子の人生は貧富の差が決まる!?
第4章 日本男子は中国女子をどう思う?
第5章 中国女子は日本男子をどう思う?
第6章 日本男子は中国女子とつき合えるのか?

著者プロフィール

宮脇淳子(みやわき・じゅんこ)

1952年、和歌山県生まれ。京都大学文学部卒業、大阪大学大学院博士課程修了。博士(学術)。専攻は東洋史。大学院在学中より岡田英弘からモンゴル語・満洲語・中国史を、その後、山口瑞鳳(現東京大学名誉教授)からチベット語・チベット史を学ぶ。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所共同研究員を経て、現在、東京外国語大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)。

福島香織(ふくしま・かおり)
1991年、産経新聞社に入社。奈良支局、大阪文化部、同社会部を経て、1998年秋から1年間、上海・復旦大学に語学留学。帰国後、外信部を経て、2001年春に香港支局長。2002年春から中国総局記者として北京に駐在。2006年春から産経新聞のブログサイト「iza」に「北京趣聞博客」を連載中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)。


<関連サイト>

高額化する上海小姐のゆすりたかり 蜜月時代こそ、ご用心 (福島香織、 日経ビジネスオンライン、2015年5月27日)

(2015年5月27日 情報追加)


<ブログ内関連記事>

書評 『潜入ルポ 中国の女-エイズ売春婦から大富豪まで-』(福島香織、文春文庫、2013 単行本初版 2011)-中国に生きる女たちから中国社会のリアルを知る

書評 『朝青龍はなぜ強いのか?-日本人のためのモンゴル学-』(宮脇淳子、WAC、2008)
・・本書の著者の一人・宮脇淳子氏の著書。中国人とはまったく異なるモンゴル人と比較すると、中国人の特性がよく見えてきます

アジア進出に際しては「失敗事例」を押さえたうえで「成功方法」を考えよう-『なぜ中小企業の中国・アジア進出はうまくいかないのか?』 と 『アジアで成功する企業家の知恵』を読む

「個人と組織」の関係-「西欧型個人主義」 ではない 「アジア型個人主義」 をまずは理解することが重要!

書評 『現代中国の産業-勃興する中国企業の強さと脆さ-』(丸山知雄、中公新書、2008)

書評 『中国貧困絶望工場-「世界の工場」のカラクリ-』(アレクサンドラ・ハーニー、漆嶋 稔訳、日経BP社、2008)

書評 『拝金社会主義中国』(遠藤 誉、ちくま新書、2010)

書評 『中国動漫新人類-日本のアニメと漫画が中国を動かす-』(遠藤 誉、日経BP社、2008)

ひさびさに宋文洲さんの話をライブで聞いてきた!-中国人の「個人主義」について考えてみる・・小室直樹の『中国原論』も、できれば読んで欲しい

(2015年5月27日 情報追加)





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2012年5月23日水曜日

『置かれた場所で咲きなさい』(渡辺和子、幻冬舎、2012)は、日本全国の新入社員にすすめたい一冊




テレ朝の昼の情報番組 「ワイド! スクランブル」。水曜日の放送には、山本晋也監督の「人間一滴」というコーナーがあります。

5月23日(水)で紹介されていたのが、『置かれた場所で咲きなさい』(幻冬舎)の著者である渡辺和子さん。現在85歳ですが、カトリックのシスターで、ノートルダム清心学園の理事長を約50年間務めておられます。教育機関の経営者でもあるわけですね。

9歳のとき、自分の目の前で父親が殺されるのを一部始終目撃することになったという壮絶な人生体験の持ち主。父親は、二・二六事件で青年将校たちに射殺された渡辺錠太郎陸軍大将。教育総監を務めていた渡辺大将は、勉強熱心で温厚な人柄だったそうですが、青年将校たちの怨みをかっていたのでした。

そんな渡辺さんを山本監督が岡山県倉敷市にある学園まで訪ねていって行ったインタビュー番組でしたが、著書のタイトルにもなっている 「置かれた場所で咲きなさい」という人生訓は、ほんとうにすばらしい。

このフレーズは、Bloom where God has planted you. という英語がもともとあるようですが、キリスト教の信者ではないと、神(God)がでてくるこのフレーズにはやや抵抗があるかもしれません。

ここはひとつ受動態の表現に書き換えてみましょう。そうすれば、日本語表現のように主語を消すことができます。

Bloom where you have been planted. これで日本語の「置かれた場所で咲きなさい」と同じ表現になります。直訳すれば、「植えられた場所で咲きなさい」、ですね。

一斉入社が行われる日本企業では、今年も4月に新入社員が誕生したことでしょうが、連休をなんとかやり過ごすことのできた新入社員たちも、なかなか自分の思うとおりの人生ではないことに落胆や不満をもっている人も少なくないのではと思います。

どんな人でも、最初に就職した会社の、最初に配属された職場の、最初の上司のもとでは、100%満足して毎日会社にいくのが楽しくてしょうがないなんてことはありません。

それは、会社員ではなくても同じだと思います。

でも、どんな仕事であっても、「その仕事を好きになって一生懸命取り組んでいれば、見る人はかならず見ている」というのは、わたし自身も新人時代になんども言われましたが、いまから振り返ればまことにただしいことだとわかります。

現状に不満をもつのではなく、「置かれた場所で咲きなさい」というコトバは、ほんとうに響く珠玉のコトバだと思います。

『置かれた場所で咲きなさい』(渡辺和子、幻冬舎、2012)静かな感動を呼んで、現在では11万部を突破しているそうです。

「置かれた場所で咲きなさい」。新入社員のみなさんたちには、ぜひこのコトバをかけてあげたい、と番組を見ていて思ったのでした。






<関連サイト>

学校法人 ノートルダム清心学園(岡山県倉敷市)

「ワイド! スクランブル」(テレビ朝日)


<ブログ内関連記事>

書評 『マザー・テレサCEO-驚くべきリーダーシップの原則-』(ルーマ・ボース & ルー・ファウスト、近藤邦雄訳、集英社、2012)-ミッション・ビジョン・バリューが重要だ!

アルバイトをちょっと長めの「インターンシップ期間」と捉えてみよう

二・二六事件から 75年 (2011年2月26日)





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2012年5月22日火曜日

書評 『アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?』(ダン・セノール & シャウル・シンゲル、宮本喜一訳、ダイヤモンド社、2012)-イノベーションが生み出される風土とは?

イノベーションが生み出される風土とは?

『アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?』(ダン・セノール /シャウル・シンゲル、宮本喜一訳、ダイヤモンド社、2012)が、この5月に出版されました。

この本はじつに面白い!

わたしは2009年に出版された英語版で読んだので日本語版は見ていませんが、イノベーションのゆりかごシリコンバレーのアメリカ人(・・その多くはユダヤ系)ですら圧倒されるという、イスラエルのイノベーション風土を活写した内容です。

なぜ、中近東の小国イスラエルでは、つぎからつぎへとイノベーティーブなハイテク・ベンチャーがでてくるのか? 
その秘密は・・・・。ぜひ本を読んでみて確認してみてください。

日本人からすると、議論が何よりも好きで、アクの強さではインド人以上に辟易するであろうイスラエル人ですが、「自分で考え、自分で行動する」究極のイノベーターの姿がそこにあるといってよいでしょう。

こと議論するという点になると、たとえ軍隊内であろうと上下は関係ないという組織風土こそ、究極の「水平社会イスラエル」を象徴するもの。翻訳書ですが、読めば何かのヒントがあると思います。

なお、原書タイトルは 『Start-Up Nation』(スタート・アップ国家)、イスラエルという国家じたいがベンチャー体質であることを示しているわけですね。

アメリカ企業ですら驚くようなフラットな社会を基盤にしたイスラエル企業ですから、日本企業がそのまま真似るのは、きわめて難しいでしょうが、日本企業とは対極にあるイスラエルのハイテクベンチャーの実態を知ることは、大いに意義のあることだと思います。

読んで損のない一冊として、つよくおすすめします。







目 次

はじめに
著者はしがき
序章

Part1 〝なせばなる〟の小さな国
第1章 粘り腰
第2章 戦場の起業家

Part2 イノベーションの文化の種をまく
第3章 〝情報源〟を自らつくる人たち
第4章 ビジネススクールより強い絆-予備役
第5章 秩序が混乱に出会うところ

Part3 奇跡の経済成長のはじまり
第6章 うまくいった産業政策
第7章 移民-グーグルの人々の挑戦
第8章 ディアスポラ-航空機を盗む
第9章 バフェットのテスト-投資リスクをどう考えるか
第10章 ヨズマ-投資家と起業家の仲介役

Part4 〝動機こそが武器〟の国
第11章 ロケットの先端部から湯沸器まで
第12章 シャイフのジレンマ-アラブ世界の起業家精神
第13章 経済的奇跡に対する脅威
終章 ハイテクを育てる農民

あとがき
謝辞
イノベーションを産業として育成していく必要十分条件とは-日本語版出版にあたって


◆原著の専門サイトは http://www.startupnationbook.com/ (ただし英語)

著者プロフィール

ダン・セノール(Dan Senor)
外交問題評議会(CFR)中東研究グループの訪問上席研究員。アメリカ政府の上級外交政策顧問として、中東の政治・産業を分析、研究。イラクで最も長期間勤務した民間人のひとりであり、この功績に対して国防総省から民間人として最高の栄誉賞を受賞。また、カタールにおける中央軍の国防総省顧問、アメリカ上院の外交通信顧問も歴任。イスラエルとハーバード・ビジネススクールで学び、アラブ世界をすみずみまで旅してきた。ビジネスの世界では、イスラエルとアメリカの多数のスタートアップ企業に投資し、現在はニューヨークを拠点とする世界的投資ファンドで仕事をしている。セノールの分析的な議論はウォールストリート・ジャーナル紙にしばしば掲載されている。ニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、『タイム』誌にも執筆。妻とふたりの息子とニューヨーク市に住む。

シャウル・シンゲル(Saul Singer)
エルサレム・ポスト紙のコラムニスト、元編集者。歴史家のマイケル・オーレンはシンゲルの著書Confronting Jihad: Isra el's Struggle and the World After 9/11を「中東に関心のある人なら、素人玄人誰にとっても必読の書」と評価している。寄稿先は『コメンタリー』誌、『モーメント』誌、『ニューリーダー』誌、『ビターレモンズ』誌(イスラエル・パレスチナの電子雑誌)、ワシントン・ポスト紙の国際ブログ「ポスト・グローバル」など。1994年にイスラエルに移住する前は、アメリカ連邦議会で下院外交問題委員会と上院銀行委員会の顧問を務めた。妻と三人の娘とエルサレムに住んでいる。

翻訳者プロフィール

宮本喜一(みやもと・よしかず)
1948年奈良市生まれ。一橋大学社会学部、経済学部卒業。ソニー、マイクロソフトを経て独立。翻訳・執筆活動に入る。訳書に『ジャック・ウェルチ わが経営』(日本経済新聞出版社)、『トム・ピーターズのマニフェスト』シリーズ(ランダムハウス講談社)、『ビジョナリー・ピープル』(英治出版)、『ヴァージン流』(エクスナレッジ)、『ドラッカーの講義』全2巻(アチーブメント出版)、『決断力の構造』(ダイヤモンド社)など、著書に『井深大がめざしたソニーの社会貢献』(ワック)、『マツダはなぜ、よみがえったのか?』(日経BP社)などがある。


<関連サイト>

ダイヤモンド社の書籍紹介サイト

今、生まれ変わろうとしないなら、日本は廃墟となったデトロイトのようになっていく。『アップル、グーグル、マイクロソフトはなぜ、イスラエル企業を欲しがるのか?』書評(神谷秀樹)

イスラエルという "スタートアップ国家"  セキュリティー大手チェック・ポイントCEOが語る強さの理由 (日経ビジネスオンライン、2014年8月29日)
・・「チェック・ポイントでは、大学2年生など、在学中の学生も採用するようになった。他の多くのハイテク企業でも、在学中にパートタイムで学生を雇い、卒業後もそのまま採用する例が増えている。これは、企業にとって有能な人材が獲得できるというだけでなく、学生にとっても、自分の興味ある仕事で学費を稼げるというメリットがある。イスラエルでは、ハイテク関連を専攻した卒業生が得る給料は、他分野の卒業生の2倍近い。エンジニアになるのは、非常に魅力的な選択肢なのだ」。

イスラエルのエコシステム、“破壊的”ベンチャー生み出す (日経コンピュータ、2014年10月6日)


<ブログ内関連記事>

イスラエル

Pen (ペン) 2012年 3/1号(阪急コミュニケーションズ)の「特集:エルサレム」は、日本人のための最新のイスラエル入門ガイドになっている

『イスラエル』(臼杵 陽、岩波新書、2009)を中心に、現代イスラエルを解読するための三部作を紹介

映画 『戦場でワルツを』(2008年、イスラエル)をみた

イスラエル産スウィーティーの季節

本の紹介 『ユダヤ感覚を盗め!-世界の中で、どう生き残るか-』(ハルペン・ジャック、徳間書店、1987)


イノベーション

NHKのアニメ 『もしドラ』 の第4回放送(4月28日)のおさらい-イノベーションとはあたらしい価値をもたらす変化のこと

NHK・Eテレ 「スタンフォード白熱教室」(ティナ・シーリグ教授) 第8回放送(最終回)-最終課題のプレゼンテーションと全体のまとめ

書評 『人材は「不良社員」からさがせ-奇跡を生む「燃える集団」の秘密-』(天外伺朗、講談社+α文庫、2011、初版 1988)
・・ソニーの上席常務を務めた工学博士の土井利忠氏による「画期的プロジェクト成功の奥義」。天外伺朗(てんげ・しろう)はペンネーム。『般若心経』関連の著書もある

書評 『「無分別」のすすめ-創出をみちびく知恵-』(久米是志、岩波アクティブ新書、2002)-「自他未分離」状態の意識から仏教の「悟り」も技術開発の「創出」も生み出される
・・イスラエルと同様に、激しい議論があたりまえの「ワイガヤ」を行うンホンダの風土

映画 『加藤隼戦闘隊』(1944年)にみる現場リーダーとチームワーク、そして糸川英夫博士
・・糸川英夫博士と厳しい風土と制約条件の多いイスラエルについても触れている

(2014年8月27日 情報追加)





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2012年5月18日金曜日

鎮魂 bk1-ブランドそのものが消えるとき、ロイヤルカスタマーであったファンはあたらしい所有者にはもはや愛着は感じない


bk1 のブランドが消えた。2012年5月17日、電子書籍の販売サイトである honto に吸収されてそのブランドを消した。電子書籍販売 honto と経営統合し、吸収されたためだ。

bk1は、ネット書店の黎明期に誕生し、激戦区のなかを10年以上にわたって存続してきた。

わたしは、bk1 からは amazon 以上に購入し、書評も多数投稿した。そして「書評の達人」という称号までいただいていた。

しかし、一ヶ月ほどの告知のあと、ほぼ完全に姿を消した。過去ログもコンテンツは残ったが、残ったのはコンテンツだけ、これまでの軌跡も埋没してしまっている。

淋しい限りだ。ネット世界の栄枯盛衰は激しいとはいえ・・・

以後、たまっているポイントを消化する以外、購入することはほとんどなくなるだろう。あたらしいサイトに書評を投稿することはもはやないだろう。

あたらしいサイトがキライだというのではない。あたらしいサイトには、そもそも愛着がないからだ。

bk1 もまた「ブランド」であった。

ブランドの持ち主は誰かという議論がある。

ブランドの法的な所有権は株主にあるが、ブランドそのものはファンのアタマとココロのなかにある。実体としてのブランドと情報としてのブランドは、かならずしも一致しないのだ。

ブランドのファンは「囲い込み」はできない。ブランドはあくまでも「この指とまれ」である。そのブランドを好ましいと思うからファンがつくのであって、囲い込まれたからファンがついているのではない。それがブランドロイヤルティの本質だ。

名前やロゴとしてのブランドが消えたとき、たとえ実体は引き継がれたとしても、ファンのココロはもはやそこにはない

bk1は死んだ。RIP(=Rest in Peace)。 安らかに眠れ!



<ブログ内関連記事>

製品ブランドの転売-ヴィックス・ヴェポラップの持ち主は変わり続ける
・・所有者が変わっても、ブランドそのものが生き残ればファンは離れない

「ブランド・ポートフォリオ」の組み替え-日立製作所 と LVMH にみる「選択と集中」

ゼスプリ(Zespri)というニュージーランドのキウイフルーツの統一ブランド-「ブランド連想」について


bk1にて「書評の鉄人」の認定をいただきました! (2009年7月11日)

bk1「書評の鉄人~列伝~」というコーナーで特集を組んでいただきました! (2009年8月21日)

鎮魂 bk1-ブランドそのものが消えるとき、ロイヤルカスタマーであったファンはあたらしい所有者にはもはや愛着は感じない (2012年5月18日)

(2014年8月29日 情報追加)




P.S.
honto は、プロモーション中だからだろうか、かなりたくさんポイントがつくのは魅力的である。新生 honto は、bk1 とは別物と考えるべきだろう。丸善&ジュンク堂のリアル店舗で購入しても一括してポイントがつくのも魅力的だ。これは否定できない(2012年7月23日 記す)




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2012年5月10日木曜日

書評 『40歳からの記憶術-想起力で差をつける-(ディスカヴァー携書)』(和田秀樹、ディスカヴァー・トゥエンティワン、2012)-アウトプット重視のインプットを!


40過ぎたら詰め込みよりもアウトプット重視でいこう-「勉強」をすすめない「勉強本」

「21世紀は知識社会化する」と言われて久しいものがりありますね。

たしかに「知識」が多いに越したことはないのですが、多ければいいというわけでもありません。40歳過ぎたら、あたらしい知識を詰め込むよりも、想起してアウトプットせよ、というのが本書の趣旨です。

知識をインプットすることは必要だが、それだけでは不十分なのですね。知識をインプットしてもアウトプットしなければ、アタマのなかの「引き出し」に知識や情報が定着することはないからです。「引き出し」の中身を取り出しながら整理しないと、「使える知識」とはならないのです。

そのために最も効果的なのが、人に話したり、文章に書いたりすることです。

じっさいに話したり書いたりすることで、アタマのなかが整理されるだけでなく、アタマのなかにある「知識のネットワーク」が再編成されるのです。インプットとアウトプットの往復運動があってこそ、量質ともに中身の濃い「引き出し」ができあがることになるのです。

これまでずっと「勉強法」の本を書いてきた和田秀樹氏が宗旨替えしたのかと思って手にとったのですが、本人もまた40歳を過ぎて年をとるにつれて、知識を詰め込むことの無意味さを悟ったのでしょうか。

著者は「思い出せないのは、忘れたこととイコールではない」という前提に立話をしていますが、これはわたしも賛成です。年をとると記憶力が落ちたり忘れやすくなるのではなく、思い出せなくなるに過ぎないのです。だからこそ、積極的に思い出すという想起を心がけていれば、記憶は再活性化するわけですね。

40歳を過ぎた人はもちろんのこと、40歳以前の人もまた、本書に書かれた内容は実践する意味があるといってよいでしょう。





目 次

はじめに
第1章 記憶のメカニズム 記銘力より想起力
第2章 想起力を高める方法
第3章 想起力が二十一世紀の頭のよさを決定する
エピローグ 想起力で人生を豊かにする
あとがき

著者プロフィール

和田秀樹(わだ・ひでき)
1960年大阪市生まれ。1985年、東京大学医学部卒業。東京大学付属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、国際医療福祉大学大学院教授(臨床心理学専攻)、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、和田秀樹こころと体のクリニック院長。日本人として初めて、アメリカでもっとも人気のある精神分析学派である自己心理学の国際年鑑に論文を掲載するなど海外での評価も高い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの)。


<書評への付記>

アウトプットが重要なことは、わたし自身、ひじょうに実感していることである。ブログを書く、ツイートするだけでなく、日常生活でもクチに出して語ることは、アタマの整理になっているからである。

これを意識的にやろうというのが本書の趣旨だ。一度は意識的に考えて取り組んでみるとよい。それが生活習慣になってしまえば、意識することもなくなるだろう。

記憶にかんする脳科学にかんしては、研究者によって主張する内容が大きく異なり、記憶の記銘(インプット)と保持はさておき、想起(思い出す)については、いまだによくわかってないのである。

40歳過ぎると自分が知らない分野であらたな知識を記憶するのが面倒になってくる。これはわたし自身、とくに語学にかんしては実感しているが、そもそもビジネスパーソンに限らずふつうの人間にとっては覚える必要のない、どうでもよい知識が世の中には多すぎる

記憶術の大家をテレビでも見るとスゴイとは思うものの、そういった人が書いた本が、ふつうの人間にはまったく無用なのはそのためである。ビジネスパーソンに限らず、フツーの人は意味のない数字やコトバをムリに記憶する必要はない。

とくにビジネススパーソンにとっては、成果を出すということはアウトプットそのものだ。そのための資料作成や報告書作成、プレゼンテーションやスピーチなど、ビジネス生活そのものが日々アウトプットの連続である。

アウトプットのためのインプットというと、なんだか功利的な響きがなくもないが、日本マクドナルド創業者の藤田田(ふじた・でん)のように、「雑学」もふくめたインプットを精力的におこなってほしいものだ。

思わず人に話したくなるようなネタを仕入れること、これもまたアウトプットを意識したインプットの例である。


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2012年5月8日火曜日

ゼスプリ(Zespri)というニュージーランドのキウイフルーツの統一ブランド-「ブランド連想」について




ニュージーランド産のゴールドキウイが甘くておいしい。

キウイは、ほんとうはキウイ・フルーツというのが正確なようですね。キウイは、ニュージランドに住んでいる、飛べない鳥のことですから。

キウイ(kiwi)というニュージーランドに土着する「飛べない鳥」については、wikipedia の記述を参照してください。そういえば、靴磨きの墨に Kiwi というブランドがあります。敗戦後に「進駐軍」兵士が持ち込んだのが、日本では始まりのようです。

写真として掲載したのはゴールドキウイ。濃いグリーンのキウイよりもやや小振りです。日本人の味覚に合わせて高い糖度を実現できるように、ニュージーランドで開発された品種だそうです。

ゴールドキウイは、ニュージーランドで栽培されているキウイの20%に過ぎないですが、そのうち80%が日本向けだとか。

ところで、キウイはなんと仙台でも育てることができるという話を聞いたときは驚きました。なんで冬寒い東北でも栽培可能なのか、と。

一般家庭の庭で栽培しているとのこと。キウイは、きわめて生命力のつよい植物のようですが、考えてみれば、ニュージーランドはけっして熱帯ではないのですね。

どうも、「南半球=南=熱帯」という固定観念がアタマのなかにできあがってしまっていたようです。そういえば、はじめてオーストラリアのメルボルンにいったのは8月でしたが、南半球の現地は真冬で、ものすごく風が冷たかったのを覚えています。ニュージーランドは、メルボルンよりも赤道に近いとはいえ、熱帯でも亜熱帯でもありません。

ニュージーランドのキウイは「ゼスプリ」(Zespri)という統一ブランドで輸出を行っています。かつて、カリフォルニアのグレープフルーツなどの柑橘類が「サンキスト」(Sunkist)という統一ブランドで日本で普及した事を思い出しますが、この「ゼスプリ」もまた、農産物のブランド戦略としては特筆に値します。 

ゼスプリというブランド名は普及しているとは言えませんが、キウイ(フルーツ)といえばニュージーランドという「ブランド連想」は、多くの日本人のアタマのなかにできあがっているのではないでしょうか。

生命力のつよいキウイは、日本各地で栽培され国内て出荷されているのにかかわらず。



<関連サイト>

「ゼスプリ」(Zespri)  公式サイト

靴墨の Kiwi (現在はジョンソン&ジョンソン)・・鳥のキウイがロゴ

サンキスト 公式サイト


キウイは過疎の農村を救えるか Japan Rushing:ニュージーランド・ゼスプリの戦略 (日経ビジネスオンライン、2015年6月29日)
・・南半球で栽培されているキウイを、北半球の日本で栽培することによって、季節的な変動を小さくすることを可能にするというゼスプリの戦略

(2015年6月29日 情報追加)



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(2015年6月29日 情報追加)





(2012年7月3日発売の拙著です)








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