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2011年12月16日金曜日

地域密着型で成功した 「地域新聞」 というフリーペーパー(=無料紙)のビジネスモデルを知ってますか?



みなさん、「地域新聞」って知ってますか?

「地域新聞」とは、千葉県西部を中心に無料で配布されているフリーペーパーのことです。全部で8面あって、カラーページの多いタブロイド版。これに折り込みチラシも数枚入っています。

わたしはたまたま「船橋東版」を見ていますが、配布地域に住んでいないと存在そのものも知らないかもしれませんね。

株式会社 地域新聞社は、本社を千葉県八千代市においている JASDAQ(ジャスダック)上場企業です。ある意味では知られざる優良企業といっていいかもしれません。

会社ウェブサイトによれば、創刊は 1984年9月と以外と古く、発行部数は 1,839,926部(2011年8月現在)ですから約184万部弱ということになります。

各エリアはメッシュを細かく切って 51版(=千葉県西部 43版+埼玉県東部 8版)で、毎週金曜日(木・金配布)で、配布方法は独自配布システムにより全戸手配りになっているため、有料の新聞を購読していなくても投函されることになります。

読者層の中心層は 30歳から60歳代で、女性が 80%以上ということです。記事の内容や広告をみていると、主婦や OL が主対象のようです。生活に密着した情報が満載で、それ以外の情報はまったくありません。

メッシュで細かく切ったエリアに話題や店舗やサービス情報をが中心の紙面構成となっており、地域密着型のビジネスを展開している事業者にとっては広告を出稿するメリットが大きいだけでなく、読者と事業者の双方にとってメリットの大きなものになっているといえるでしょう。

鉄道駅に設置されたラックに置かれているフリーペーパーは現在かなりの種類に及んでいますが、広告だけでなく記事のコンテンツもけっして市販している雑誌に劣らない充実したものになっていますね。なかには高級誌と見間違うような雑誌が無料で配布されているのには驚かされます。

グローバル化が叫ばれる昨今の日本のビジネス界ですが、グローカルというコトバもあるように、グローバル化が進めば逆説的にローカル情報の重要性が増してくるもの。

たとえばタイ王国のバンコクでは、多種多様の日本語のフリーペーパーが競い合っており、バンコクの居住する日本語を読める人向けのローカル情報が満載された内容になっています。

大半がラックに置かれているフリーペーパーですが、「地域新聞」のように戸別に手配りされているフリーペーパーは、「サンケイリビング」など、主婦やOL向けのものが大半ですね。

これまで地域での生活という側面が小さかったビジネスマン(・・ここではあえてビジネスマンと表記します)がリタイアすると、地域生活に男性の存在が徐々に拡大していくことになっていくでしょう。

そうなっても女性が主導権を握っていくことは間違いありませんが、戸別配布型のフリーペーパーにも新機軸がでてくるのか、それとも女性主導でありながら男性も読める誌面になっていくのか興味深いものがあります。

グローバル化によって海外にでていく流れと、同時に進行する日本国内の地域密着化の流れ。

地域密着型のフリーペーパーのビジネスモデルは、ある意味ではたいへん面白いモデルではないでしょうか。大いに注目する必要があると思います。



<関連サイト>

地域新聞社 公式サイト






(2012年7月3日発売の拙著です)










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